紅一点×SnowMan⑩ (ページ35)

今日:505 hit、昨日:1,450 hit、合計:67,299 hit

★ ページ35

ラ『Aちゃんはいいよね！俳優としてずっとドラマや映画に出て、たくさんの人に評価されて！だから俺の気持ちなんか分からないよ。ネットを見れば色んなこと書かれてさ。どうせAちゃんだって俺の演技を見て嘲笑ってるんだ。映画なんかでなきゃ良かった。AちゃんはもはやSnowManってより女優じゃん！だからそんな呑気なこと俺に言えるんだよ。』

渡『ラウール。もうやめろ。』

行き過ぎた発言に翔太が牽制をかける。
言われた姫は、特に表情を変えていない。

A『ごめんね、ラウール。』

スタッフ『SnowManさん、撮影準備お願いします。』

最悪なタイミングでスタッフさんに呼ばれる。

仕事が始まる以上、
この空気をどうすることもできない。

なんとか撮影はそのまま終えることができたけども。

撮影終了後、姫は次の仕事があるからと
すぐに退出してしまった。

岩『ラウール。お前言っちゃいけないこと言ったの分かってるか？』

ラ『、、、。』

言葉には出さないけど、
少しだけ眉を下げた表情をしているのを見て、
きっと彼なりに思ってることはありそうだ。

佐『まぁー。とりあえず頭冷やしな？』

佐久間が声を掛け、康二が黙ってラウールの
頭を撫でている。

俺はラウールに近づいた。

「ラウール。ちょうど来週から10人の映画の撮影が始まるよね。そこで姫の動きとか、演技とか見てみたらいいよ。きっと勉強になるから。」

そう言って俺は楽屋を後にした。
後ろから康二と翔太がついてくる。

向『なんかめめがあとは任せろって言ってたんよ。やから置いてきた。』

「そっか。」

向『にしてもAは大丈夫なんかなー。そっちも心配やで。』

渡『あいつなら大丈夫。ラウールのこと分かってるから。』

翔太の言葉に康二は疑っている。

だけど、、、。