体調不良彼氏。（雪男） (ページ9)

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※下痢表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

3.本宮さいど

蓮が体調を崩した。今の熱は38.6℃。もうすぐ39℃いきそうだし、幼児退行した蓮くん相手に検査できるとは思えないから寝てるうちに検査しちゃおう。

起こさないように採血をして検査に回す。結果は胃腸炎だった。整腸剤ならまだ家にあるし、ご飯が食べられるようになったら飲ませよう。

目黒「Aおはよ…」

本宮「おはよう。よく寝てたね。まだ熱あるかなー」

熱を測ると38.1℃でまだまだ高め。39℃近く出てたから結構下がったけど、体はまだしんどいだろうな。

本宮「寝てる間に検査させてもらったけど胃腸炎だったよ。お腹とか気分の悪さとかどう？」

目黒「まだお腹痛いけど、吐き気はだいぶ落ち着いた…」

本宮「よかった。なんか食べれそう？まだお腹痛いみたいだしお薬飲んでおこう」

お粥が食べたいって言ったから少し待ってもらってお粥を作る。様子を見ながら作ってたら、蓮がトイレに走った。またお腹痛くなっちゃったかな。

本宮「大丈夫？お腹痛い？」

目黒「ん、痛いし、なんか寒気する…」

本宮「毛布あるし開けられる？トイレ寒いから冷えちゃったね」

しばらくすると鍵が開いたから入らせてもらった。音聞く限り、まだ調子悪そう…。

本宮「背中に毛布かけるよ。お腹痛いのにごめんね、一瞬だけ姿勢よくできる？」

背筋を伸ばしたタイミングでお腹に湯たんぽを当てた。これで少しでも楽になればいいけどな。

目黒「はぁ、はぁ、もう大丈夫…」

本宮「よかった。体しんどいだろうしあとは私に任せていいよ」

ぐったりと壁に寄りかかった蓮を支えてお尻を拭いて水を流す。下着とズボンを履かせてトイレを出た。

本宮「ソファー着いたよ。ちょっと熱測らせてね」

熱を測ってる間も蓮は目を覚ますことなくぐっすり。熱は38.4℃だった。あんまり下がってないな。水分もとれてないし、寝てるとこ申し訳ないけど一旦起こそう。

本宮「蓮、起こしてごめんね？水分だけとろう」

スプーンで経口補水液を掬って口元に運ぶ。喉仏が動いたのを確認して数口飲ませた。

本宮「お粥出来てるけど食べれそう？薬飲んだ方がいいかも」

ちょっとなら食べれるらしいので、小さな器に半分くらい盛って持っていく。口に合うといいな。

目黒「ごめんもう無理…」

本宮「よく食べれました。お薬飲んだら寝ようね」

一緒に飲んでも大丈夫な解熱剤と整腸剤を飲ませた。早く元気になってね。