8話 私たちが。 ページ9
2012年5月3日
そう。SnowManが正式に結成される日。
ここまでくるのに入所して6年。…そして、ここからデビューするまでにあと8年。
長く、そして辛い道。
でも、この仲間と一緒なら。
SnowManなら。
必ず花咲き誇る。
岩本「るる？行くよ。」
『うん。頑張ろ。』
深澤「今日もいつも通り怪我なくね。」
佐久間「よし、輝きに行くか！」
『はい！』
舞台の幕があがる。
たくさんの照明と間近に見えるお客さんの顔。
それぞれいろんな人生を歩んでいるけれども、今日この時を楽しみにしてきてくれた。
…来れなかった人もいるだろう。事実、前世の私がそうなのだから。
でも、その人たちにまで届くように。私は舞う。
光り輝け。宙を舞え。
私たちが
“ SnowMan…！”
演舞場中が一瞬ざわめく。
SnowManの幕開けだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
それから少し未来の話。
渡辺「るる、どうかした？」
『…ちょっとね。昔のことを思い出して。SnowManが結成された時のこと。』
渡辺「あーね。」
佐久間「あの時は超嬉しかったよね！」
『うん。』
深澤「もうデビューか。。なんかあっという間な気もするけど、年数で見ると長いよな。」
岩本「…るるも大きくなったよね。」
『…お兄たちのおかげだよ。』
岩本「…っ、あー泣けてくるんだけど！」
『笑笑
…けどさ、あの時みんなと一緒に入れてよかった。』
深澤「やだー！うちの子が泣けること言ってくる！」
『お丸さんじゃん！笑』
佐久間「てか他の5人はまだー？」
『あ、ちょっと遅くなるって。』
佐久間「そっか。…話変わるけどさ、るるって大人っぽいよね。」
岩本「確かに。」
『それは大人だからだよ笑』
佐久間「年齢的なものもあるけどさー、…なんかどこか俺らより年上感がある。」
『うーん。まあね…。世の中色々と不思議なことあるから。』
深澤「不思議なことねぇー。」
いつか話したいな。
岩城ももかの物語を。
向井「ただいまー！」
「「おかえりー！」」
向井「るる荷物重いから手伝って！」
『わかった！』
まあ、今はみんなのことに精一杯だから、この話はまたおいおいね。
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作者名：ひな | 作成日時：2023年11月10日 10時
