完全無欠なアイドル様のヒミツ【紅一点】 (ページ5)

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4話　はじめまして！ページ5

時は経って、2012年。
私は、16歳になった。
あれから私はいろんな人のライブのバックについたり、子役として活動したりしていた。
けど、お兄ちゃんとは一緒に活動してなくて、兄妹だってことも公表してない。
だから、そのせいで1人になって苦しんだこともあったけど、私の頑張りが認められ始めて、仲良くなってくれるようになった。

【練習室】

今日は、滝沢くんに呼ばれて急遽練習室へ。

『失礼します…！』

え、なんでここにお兄ちゃんが…？

滝沢「るるも来たね。」

急いで、用意された座席に座った。

滝沢「この7人でこれからは活動してほしい。」

え…？
だってここで本来は、6人で活動していくことになるんでしょ…？
前世ではそうだった。
私がこの未来を変えちゃダメ。

『…断らせてください。』
滝沢「まあまあ、そんなこと言わずに。
返事は1週間後。それまではこの7人でいて。」

そう言って、滝沢くんは出ていった。

『…どうも。お久しぶりです。』
深澤「久しぶり。元気そうでよかった。
あ、この前のドラマ、よかったよ！」
『ほんとですか！？ありがとうございます(^ ^)』

照「るるちゃんちょっといい？」
『…はい。』

照「…本当にいいの？入らなくて。」
『…私が足引っ張りたくない。』
照「るるは十分輝いてるんだよ？
…俺らの方こそ、雰囲気良くないし。
足引っ張ることあると思うけど。
でも、るるのデビューするっていう夢に一歩近づける。」

お兄ちゃんはずっと私が苦しかったこと気づいてた。
だから、今こうして言ってくれてる。
けど、他のみんなは歓迎ムードじゃなさそう。
特に、宮舘くんとか、渡辺くんとか。
その中に飛び込んで頑張っていくのは、私が苦しくなるだけ。

照「とりあえず、練習は一緒にしてね。
いい？」
『…わかった。』
照「ん。じゃ、戻ろっか。」

あの場に戻るのは最初怖かったけど、お兄ちゃんがいたから、心なしか怖くなくなった気がした。