完全無欠なアイドル様のヒミツ【紅一点】 (ページ3)

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2話　願い叶うページ3

これは私が、まだ一般人で病人だった
前世のこと。

【前世】

『今日もひーくんかっこいい…！』

私は、岩城ももか。
普通のJK…でいたかったけど、持病が悪化して、余命わずか。
そんな私の生きがいは、SnowMan。

看護師『あら、今日もSnowMan歌番組出てるのね！
かっこいいわよね〜。』

『ですよね！…あんなキラキラした世界に私も立って見たかった…なんていう気持ちもあるけど、SnowManが歌番組に出てると、私も一緒に歌っている気分になって楽しいんです！』

看護師『それはいいわね。』

SnowManは私の生きがいで、力だった。
だからこそ、活躍をこの目でちゃんと見たかったのに…

『はぁっ、はぁっ、、』

医者「血圧低下！早く！」

もう、私死んじゃう…。
…来世は、自担の妹になりたいな…。

そう思ったのと同時に、私の視界は明るく光って。

…え、ここどこ？

『お母しゃん！るるがおめめ開けたよ！』

「ほんとだねー！おはよう！るる。」

目の前に見えるのは、知らない人と、子ども。

…なんか、誰かに似てる気がする…。

“岩本さん〜！お食事の時間ですよ〜。”

…まさか。

「照もご飯食べよっか。」

『うん！』

…待って待って、パニックパニック。
…私、自担の妹になっちゃった…！？

…ああ、神様ありがとう。

【数年後】

「「「るる、お誕生日おめでとうー！」」」

『ありがとう！』
るるとして生きて5年。
すっごく楽しくて、前世ではできなかったことができてすごく嬉しかったし、
何よりひーくん…お兄ちゃんが優しくて、嬉しい。

『んふふ！チョコケーキやっぱり美味しい〜！』
照『そうだよね！』

母『ダンスはどう？楽しい？』
照『うん！めっちゃ楽しいよ。
今度、ダンス教室で発表会があってさ。
…見に来てくれない？』
母『もちろん！』

お兄ちゃんのダンス見るの楽しみだなぁ〜！
【発表会後】

照『るる！お母さん！見に来てくれてありがとう！
…るる、どうだった？』
『…るるも、ダンスやりたい。』
照・母『！？』
『すごかった。お兄ちゃんかっこよかった。キラキラしてた！
私もあそこに立ちたい！ダンス踊りたい！』
母『…るるも習いに行こっか！』
『ありがとうお母さん！』
私はダンスのトリコになった。