【雪男】俺らのイケメンマネージャー 4【男主】 (ページ13)

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深澤「ま、Aさんは大丈夫たろ。それより、さっきの話決めようぜ？」

宮舘「さっきの…？」

深澤「Aさんにお願いする事。あの人なんでも言うこと聞くって言っただろ？」

阿部「あぁ、そういえばそんな話してたね」

ラウ「すっかり忘れてたねぇ」

″何でも言う事聞く″

好きな人にそんなこと言われたら、邪な考えが思いつかない訳なくて…
まぁ、それを素直に口に出すつもりもないけれど、だからといって何か物で済ませるのもちょっと惜しい気もする。

阿部「どこまでのレベルが許させるんだろうね？」

佐久間「えっ、阿部ちゃんそんなギリギリのレベルの要求をするつもりなの…？！」

渡辺「でもあの人、ハグもキスもお願いしちゃえばしてくれそうじゃね？」

深澤「えぇ、じゃあもう残ってるって言ったらアレしかないじゃん」

岩本「ふっか黙って」

深澤「えぇ〜ひーちゃんひどい〜」

ぶーぶーと文句を言うふっかを見て、みんなつい笑ってしまう。
さっきの殺伐とした雰囲気は何処へやら。
Aさんのせいで怒ったり、テンション上がったり…本当に俺たちはAさんに振り回されてるなぁなんて実感する。それでも結局、全てを許してしまうのは惚れた弱みと言うやつなのだろうか？

宮舘「まずは目黒の意見聞いたらいいんじゃない？なんでもいいって言わせたのは目黒なんだし…」

舘様の言葉に、みんなの注目がめめに向かう。
確かに、最初にあの言葉に食いついていたのはめめだったな…。

向井「俺もめめが何言おうとしたんか気になってたんよ〜」

阿部「わざわざ分かりやくさすく言質取ってたもんね」

佐久間「ほら〜！もったいつけて無いで吐け〜〜」

目黒「あー……その事なんだけどさ……」

ニコニコとしながら聞く2人に対して、なんだかめめの表情は硬い。

阿部「めめ…？」

めめは、何を言うつもりなのだろう。
何故か、漠然とした不安が一気に押し寄せる。

なんだろう。この感情は…。
いや予感というか、何かが変わってしまいそうな予感にぎゅっと胸が苦しくなった。

その口が開かれるのが、まるでスローモーションのように感じられたのは、きっと、気の所為じゃない気がする。

目黒「俺……

Aさんに告白しようと思う」

阿部「は………」

めめの突然の発言に、楽屋が静まり返った。