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佐久間「よし行くぞ！」
もうすぐ1時間ということで、新しく変装した私たちはさっきとは違うエリアのバックヤードに来た。
舘様とふっかさんは赤と緑の兄弟のキャラクターのコーデと帽子、佐久間くんは爆弾？のカチューシャ。私は白パーカーにさっきと同じ舘様とお揃いのオーバーオールにお化けのかぶりもの。髪の毛はかぶりものの中に全て入れて性別をわからなくしている。
待機時間が終わり恐竜のいるエリアからパーク内に出て、変装したキャラクターのエリアへ向かう。
宮舘「案外いいかも。」
ちょくちょく同じ帽子をかぶっている人がいて今回は馴染めるかも…と思っていたんだけど…
？「え、ふっか？」
「っ！」
すれ違ったお姉さんの声に反応して佐久間くんと目を合わせる。
佐久間「隣にいて。」
スマホを持ってない方の手で佐久間くんの横にいるようにジェスチャーをされる。
頷いて隣にいると、少し離れたところにいるふっかさんが声をかけられた。
佐久間「終わりました…」
開始数分…またバレてしまった…
バックヤードに入り、待機部屋へ戻る。
宮舘「20歩。」
深澤「マジで」
「一瞬だったね…」
佐久間「何もできない。2回目やで、これ。」
深澤「まぁでもよくよく考えれば、バレるよね。」
「全身キャラクターコーデの人、全然いない…」
宮舘「佐久間の撮ってくれた動画を見たんだけど、浮いてるもんね。」
「ふっ」
ピリピリした雰囲気を醸し出していたけど、舘様の言葉で限界が来て吹き出してしまう。
佐久間「これはもう普通の格好で行こう。」
次は私服コーデで行くことにした。
私のコーデはダボダボのパーカーにMA1、スキニー。普段はあまりしないけど3人のアドバイスで丸メガネとハットをかぶることにした。(髪の毛はハットの中になんとかしまい込んだ。)
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作者名：雪 | 作成日時：2024年4月15日 7時
