看病Time ページ12
自室にもどると敷きっぱなしだった布団の上にゆっくりと
降ろされる
宮「何でそんなに休みたくなかったのか分からないけど
しんどい時は休まないとダメでしょ？」
『…ごめんなさい』
宮「分かってくれたならもういいよ。
今はどこが痛い？」
『…喉と頭』
宮「じゃあ、お粥持ってくる時に薬も持ってくるから
それまでゆっくりしとくんだよ？」
『…はい』
宮「うん、いい子だね」
私の頭を撫でる舘様の手が優しかったから
酷く安心した自分がいた
ちょうど話し終わった時、体温計を持って阿部ちゃんが
入って来た
それと入れ替わるように舘様が部屋を出て行く
もう少しあの低音ボイスを聞いていたかったな
なんて欲張りが出てきてしまうのは風邪のせいだよね
阿「それじゃあA、熱計ろうか。はい、脇にこれ挟んで？」
阿部ちゃんから体温計を受け取ると
すごくゆっくりな動作で脇に挟んだ
ピピピピッ
ピピピピッ
阿「A、体温計くれる？」
首を傾げて聞いてくるあたりあざといの分類になるんだろうけど
今の私にはそれに突っ込む余裕もないくらいしんどくて
何も言わずに体温計を渡した
阿「うわ〜、これはしんどいね。Aよく我慢したね。
すごく偉い。けど、こういうことはしっかりと教えてほしいな」
『はい、ごめんなさい。次から嘘つきません』
阿「そうしてくれると嬉しいかな」
阿部ちゃんは私のおでこに張り付いた前髪をはらうと
優しくキスを落として私の手を握った
『阿部ちゃん。朝ごはん、食べに行かないの？』
阿「ん〜？まだ行かないよ。
Aが1人になっちゃうから」
『いいよ、A1人でも平気。慣れてるよ？』
阿「Aがよくても俺が無理。だから大人しく握られてて」
『……阿部ちゃん、ありがと』
阿「ふふ、どういたしまして」
阿部ちゃんの手の温もりと安心で私の意識はすぐに
どこかえといってしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 352人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しじり(プロフ) - スノなにわ担さん» そう言ってくださり嬉しい限りです！これからもたくさん作品共々よろしくお願いします！！ (9月2日 21時) (
レス) id: 3d58f1b206 (このIDを非表示/違反報告)
スノなにわ担 - 凄く素敵な作品ありがとうございます！これからも投稿頑張ってください！楽しみににしてます (9月2日 12時) (レス) @page10 id: 576049d11b (このIDを非表示/違反報告)
しじり(プロフ) - マスコットさん» リクエストありがとうございます！ファンなんて初めて言われたのでとても嬉しいです(*ˊᵕˋ*)さっくんの続きはまだないのでいつか書きたいと思ってるのでお待ちください！他の人の話も本番前までは書きますので楽しみに待っていただけると嬉しいです！ (8月29日 22時) (レス) id: 3d58f1b206 (このIDを非表示/違反報告)
マスコット - 初めまして！読んでファンです(*^^*)さっくんとのピンクなお話は続きがあるんですか？皆のも書かれるんですか？楽しみにしてます！リクエストお願いしてもいいですか？夢主が誘拐されて、反撃してる所に全員で助けに行くみたいなお話が読みたいです！大好きです！ (8月29日 14時) (レス) id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
しじり(プロフ) - スノなにわ担さん» リクエストありがとうございます！少しお時間がかかるかもですが、絶対書くので楽しみにしていただけると嬉しいです！ (8月28日 22時) (レス) id: 3d58f1b206 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しじり x他1人 | 作成日時：2023年8月25日 20時
