再会 ページ7
目黒side
昨日、しょっぴーから連絡が来た。
渡辺【涼太と会った。】
渡辺【話したら涼太さ、また皆と会いたいって。
明日みんな予定空けてほしい。】
渡辺【理由は会った時話すから。】
簡潔な文章だったけど、ああ決意したんだなって。
そして、やっぱしょっぴーってすげーなって思わされた。
人に言っておいて、今度は自分に自信がなくなってきた。俺に会って、悪い方向に向かったらどうしようって。あんなに息巻いていたのに。
深澤『めーめ。』
目黒『あ、すんませんふっかさん。』
深澤『明日、大丈夫そ?』
目黒『...なんでわかったんすか?』
深澤『ん?なんとなく、かな。』
目黒『ははっ。流石っすわ、ふっかさん。』
最年長には不安もお見通しだったみたい。
目黒『...でも、よかったっすね。舘さん、また進もうとしてくれてるなら。』
深澤『そうねー、本当よかった。
でも翔太に良い所取られちゃったな〜わら』
目黒『やっぱすげーっす。しょっぴーじゃなきゃ、出来なかったっすよね。』
俺にしては珍しい程、どんどんネガティブな頭になっていき、色々な言葉が巡ってくる。
俺は、ちゃんと向き合えんのかな。
舘さんに正しい言葉をかけられるか。
俺って、また踊れんのかな。
皆とまたアイドルを出来るのかな。
それが出来なきゃ、俺は嘘をつくことになる。
大丈夫かな。傷つけちゃわないかな。
深澤『めーめー?めめ?』
目黒『っ!』
深澤『大丈夫。大丈夫だから。』
目黒『ふ...っか、さん。』
深澤『めめ、1人で抱えないで。めめはもう頑張ってるよ。だからさ何でも話して?俺とめめの仲じゃん?』
目黒『...ふっかさん、俺、怖いっす。せっかくしょっぴーが機会をくれたけど、もしも舘さんが俺と会って、事が悪い方に進んだらって思うと...。弱音なんか吐きたくないのに、なんか急に怖くなってきて...。』
そう呟くと、急に頭を撫でられた。
目黒『わ、ちょ、何するんすかっ...?』
深澤『あはははっ(笑)、変な髪型!!...めめ。大丈夫だよ。なんの為に俺らがいんの?いい事も、悪い事も9人で進んでいくのよ?だから、何かあってもめめだけのせいなんかじゃない。一緒に乗り越えよ?』
本当、ふっかさんは優しいな。
目黒『ありがとう、ふっかさん。
...なんかあったら、そんときは助けてください。』
俺がそう言うと、ふっかさんは笑顔で『おう!まかせろ!』って優しく微笑んでくれた。
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りん(プロフ) - ともみさん» こちらこそ、素敵なメッセージありがとうございます! (2022年5月28日 13時) (レス) id: 9dd6c9cdd9 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 涙が止まりませんでした。素敵な小説をありがとうございます。 (2022年5月28日 0時) (レス) @page33 id: aad3573941 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - りんさん» いえいえ! (2021年10月17日 21時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» ありがとうございます!訂正します! (2021年10月17日 21時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - すみません、更新された最後のページで、分かり切っただと思いますよ! (2021年10月16日 2時) (レス) @page25 id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2021年6月16日 1時