大丈夫、俺らなら。2

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佐久間side






一瞬、なんで？って思った。
でも、涼太は1人でここまで考えていたんだと関心もした。


やっぱ、涼太は涼太だな。
涼太がそうしたいのだったら、それを支えるのが俺の役目だ。


佐久間『滝沢くん、俺からもお願いします。』

目黒『俺も。滝沢くん、お願いします。』



3人で頭を下げた。
でも滝沢くんは険しい顔をした。



滝沢『....そう、だな。そうなると事故で亡くなった方のご遺族とも相談しなくてはならない。そちらからの了承を得てからになる。こちらもファンがいてこその仕事だ。ファンがどう動くかはお前達も想像がつくだろう。万が一を考えてから動かなくてはいけない。
発表するとなると、その後も色々な場所で聞かれたり嫌な思いもする。それでも、発表したいか？』



たしかに、只でさえあの事故はそれなりに大きく取り上げられてご遺族側の状態も発表されたにも関わらずSNSの誹謗中傷は大きい。涼太もめめも回復に集中してるから、まだ何も発表できてないのもあるけれど。




それでも涼太の意見は変わらなかった。



宮舘『俺はどんな事も受け入れていく覚悟はあります。もちろん、相手の方の御家族の判断は最優先ですが、可能ならばお願いしたいです。』

滝沢『わかった。じゃあひとまずは事務所から御家族の方には話し合いをしてみる。宮舘はそれがあるまではダンスや歌のレッスン、トレーニングで活動再開の準備をしてくれ。岩本辺りがメニューは考えてくれるだろう。私生活の方は...』

佐久間『しばらくは、メンバーが交代で涼太の家に泊まろうと話しています。』

滝沢『わかった。』

目黒『滝沢くん、色々とよろしくお願いします。』

宮舘『ご迷惑おかけしてすみません。』

滝沢『大丈夫だよ。なんとなく、そういうかもしれないのは分かってたからな。』

宮舘・佐久間・目黒『え？』

滝沢『じゃあ、俺はいくよ。またわかり次第連絡するからな。』

宮舘・佐久間・目黒『あ、お疲れ様です。』



最後のはどういう意味だったんだろう。



宮舘『えっと、今日はどうしたらいい？』

佐久間『夕方に照が迎えにきてくれるから、それまではめめの部屋でのんびりしてようかなって。めめのリハビリもあるし！』

目黒『人の病室部屋扱いしないでくれます？(笑)』

宮舘『俺もいて、邪魔じゃない？』

目黒『もちろんすよ。むしろよろしくお願いします。佐久間くんだけじゃ不安なんで。』

佐久間『めめ酷い〜！！』

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